相場技術論
<Vol.020622>
【売買のよりどころ その3】
『ろうそく足』から『折れ線グラフ』に変更してから、相場の上げ下げの波に、僅かばかりでものれるように
なったと、書きましたが、利益を上げるには、まだまだ不十分なものでした。
罫線から相場の波を予測し、今後の売買の計画をたてるのですが、その計画の半分も実行出来ないのです。
なぜ計画した売買が出来ないのか。 なぜ利益が上がらないのか。
その原因は後になって分かることですが、『折れ線グラフ』を見ることで、天上値・底値を意識してしまい、
自分が計画していた売買が、出来なくなるためだったのです。
たとえば、「○○株が、もうそろそろ下げに転じるころだから、明日は売ろう。」と、思っています。
その日の終値が1800円です。
毎日グラフを記入にて、山・谷を見ながら、上がり下がりの感覚をつかむようにするのですが、
そのときにY軸に書いてある数字(金額)に眼が行きます。
その山の頂点の値を見ると、高値2000円になっています。
「まだ上がるかもしれないな。」と思ってしまい、自分の売買計画を変更します。
しかし、次の日下がってしまいます。 「もう少待てば上がるだろう。」と、また、自分の計画を
変更してしまいます。 しかし、5日後も1800円の値にも戻らず、下げ基調に入りました。
相場の波に乗れずに、失敗です。
「なぜ、1800円のときに仕切れなかったのだろう。」と自問自答しながら手仕舞いです。
「なぜ、うまく相場の波に乗れないのか。」、自問自答の毎日です。
罫線を、『ろうそく足』から『折れ線グラフ』に変更した理由は、単純化でした。
「しかし、単純化が中途半端だったのではないか。」と思うようになりました。
単純化する目的は、複雑に絡み合った相場を抽象化し、上げ下げの波を浮き彫りにすることです。
そして、現在において、○○株は、上げ基調なのか・下げ基調なのかを感じ取ることです。
感じ取ったら、それに伴い売買の計画を立てることになります。
従いまして、単純化するなかで、過去の最高値・最安値をピックアップしてしまうような記録方法は、
ダメなのです。 『売買のよりどころ』にするには難点があるのです。
よく相場の雑誌などに、『歴史は繰り返す。』というフレーズを目にしますが、同じ上がり下がりで、
同じ値動きをすることは、絶対にありません。
過去の最高値・最安値が、今後も、何回も繰り返すのだと、勘違いをしてしまう言葉です。
相場は、ただちょっと複雑な上げ下げを繰り返すだけです。
過去の最高値・最安値は、相場が上げ基調か・下げ基調かを感じ取るのに必要ないことです。
自問自答した結論の末、更なる単純化を図るため、罫線にたよる売買方法をやまることにしました。
次に実践した『売買のよりどころ』にするものは、『場帖』でした。
《金の小額資金売買録》のなかの売買符がそれに当たります。
続く
<Vol.020615>
【売買のよりどころ その2】
私が株の取引を、本格的に始めたころの売買の指標(よりどころ)は、ニュースなどの情報でした。
もちろん、罫線も描いていましたので、情報と罫線を併用した売買です。
自分勝手な思い込みの売買ですから、なかなか利益につながりません。
あるとき、ニュースを指標(よりどころ)にした売買が、利益につながらないことに気がつきます。
以前にも書いた通り、ニュースや人の意見・情報は、自分に迷いが生じて、自分の売買が出来ず
結果的に利益が出せないまま、資金を減らしてしまうことになってしまうのです。
それ以降は、『ニュースを排除し、罫線を利用した売買』に、特化しようとしました。
しかし、なかなか情報の渦を断ち切ることができません。
なぜ出来ないのか。 それは、下記の2つの理由からだと思います。
1)ニュース(情報)が氾濫していて、テレビ・新聞・雑誌・書籍など、どこにいても情報が手に入る。
・ ・ ・ 《楽に、しかもすぐに利益が上がりそうな気がする》
2)罫線を利用した売買には、継続的な努力と経験が必要。
・ ・ ・ 《肉体的にも精神的にも苦痛である》
やはり、ニュースや情報・人の意見を聞く方が楽ですし、聞いていれば、明日にでも利益が出そうな
気になってしまうからと思います。
人間は、苦労する結果に対して、その成果が保証されていないと、楽な方を選びます。
私は、苦労した後の成果を求めながら、ニュース(情報)を断ち切る努力をして、罫線を描き続けました。
証券会社のFAXサービスや、インターネットの罫線を利用するようなことは、もちろんしません。
罫線は、自分の手で一つ一つ丁寧に描き、手の感触と眼で確認することが大事だと思いますから
FAXやインターネットのカラフルな罫線を印刷して、ファイルに閉じこむようなことはしませんでした。
そうすることで、成果を早く得ることが出来ると思いました。
今でも、この考えは、間違っていないと思っています。
当初私が描いた罫線は、『ろうそく足』です。
『ろうそく足』の書籍も多数有りますが、そういうものも参考にしませんでした。
いわゆる『歴史は、繰り返される』的な、型にはめた罫線の見方は、しないように心掛けたのです。
つまり、罫線を描き、過去のデータとその罫線の形から、将来の上げ下げを予測しようという考えを
排除しようとしました。 なぜならば、本屋にいって、数千円で購入した罫線本の通りに
上がり下がりが予測できて、利益が出るのであれば、みんな億万長者です。
私の今までの経験から、そんなことは無いことがわかっていたからです。
ニュースも聞かず、雑誌・書籍見ずというやり方を実践してやっと、2年目くらいで、ニュース(情報)が、
気にならなくなってきました。 しかし、利益は、思うように上がりません。
この間、なぜ利益が上がらないのか悩むのですが、あるとき、罫線を、『ろうそく足』から『折れ線グラフ』に
変更してみました。 変更した理由は、『単純化』です。
売買の考え方・方法などを複雑にすることが、利益につながらないのではないかと思ったのです。
罫線を、『ろうそく足』から『折れ線グラフ』に変更するときも、勇気がいりました。
『ニュースを排除した売買』を実践しようと思ったときに比べれば、わずかな不安でしかありませんでしたが
それでも、今まで描いてきた『ろうそく足』を変更するのには、それなりの思い切りが必要でした。
ましてや、『折れ線グラフ』は、『ろうそく足』に比べれば単純です。 黒丸一つと、横線を一つ
描いてしまえば、その日のグラフ作成は、終了するのです。 単純と言えば非常に単純なグラフです。
しかし、私の売買の考え方が変化したのは、この単純なグラフを描き始めてからでした。
『ろうそく足』を見て売買するやり方は、「明日も、上がるだろう。」「2〜3日後は、下げるだろう。」という
当てもの的な売買だったような気がします。
せっかく利益が出ている玉も、「2〜3日は上がる。」と思い、利食いせずにいると2〜3日は、思惑と
逆に損益になっていました。 「失敗した。」と、あわてて損切ることになります。
当てもの的売買を、排除しようてしていましたが、なかなか出来ないでいたのです。
『折れ線グラフ』に変更してから、その考え方を変えることが出来たと思います。
相場の上げ下げの波に、僅かばかりでも、のれるようになりました。
当てもの的売買でなくなってきたのです。
続く
<Vol.020608>
【売買のよりどころ その1】
売買するに当たって、○○株はいつ買えば良いのか、買ったらいつ売れば良いのか
という判断の指標が必要になります。
相場のことですから、だれもが「○○株は10日上げて、上げ幅は、200円になる。」などと
言い当てれる人がいないことは、百も承知です。
しかし、「今は、上げ基調の始めにいるようだ。」とか「もうそろそろ、下げ始めるのではないか。」
ということは、私達でも、なんとか推測出来そうです。
要するに、数百年前、廻りが海しか見えない船の上で、航海士が海図を広げて、現在位置は
どこなのかを、星と見くらべながら、判断するようなものです。
では、「売買の出動・手仕舞いは、なにによって判断するのか。」ということですが
私が思うに、大きなグループとして定義すると、下記の3っつがあると思います。
1)材料やニュース、アナリストなどの情報源をベースにした売買
2)パソコンなどを利用したシステム売買
3)罫線や場帖を利用した売買
1)については、今までも何回も「だめだ」と書いてきました。
他人の意見・判断を聞いても絶対に失敗します。
もし利用するとすれば、数値的なものだけにしましょう。
たとえば、四季報のデータ情報とか、経済動向指数などです。
それを数年に渡って、系統立てて見るようにすれば、ある程度の判断材料にはなると思います。
2)のシステム売買ですが、私は僅かな経験しかありません。
したがいまして、具体的なことはなにも知りませんが、以下のことは守るべきと思います。
a)一つのシステム売買に決めたら、1〜2年は使用する。
b)他のシステム売買と合わせない。
今のパソコンは高性能なため、自分でソフトを組んで、システム売買を構築されている
方もいらっしゃると思います。 私は、他人が作ったソフトを使用するより、良いと思います。
なぜなら、売買ソフトを、数十万円で購入したとして、成績が保証されているわけでは
ありませんから、失敗が重なると不信感が沸いてくることになります。
システム売買は、自分の意思を殺し、システムが「買え」といったら買い、「売れ」と言ったら
売るということです。 ルールに決められた通りの売買をしないと、システム売買の意味がありません。
不信感を持ってしまって、ルールを破る位なら、自前のソフトの方がよほど良いと思います。
但し、自前のソフトは、自分よがりのものになってしまいますので、よほどルールをしっかり決めて
やりませんと、利益に結びつきにくいと思います。
私は、パソコンを使わないオーソドックスな罫線を利用したシステム売買をやろうとしたことがあります。
準備段階で、グラフを半年間くらい書きました。 毎日10〜20分かけ相場の記録をグラフに写し
ます。 グラフは、黒と白の二色に分けてあり、白が出たら買い、黒が出たら売りのシグナルです。
順張りのシステムでした。 何回か試しの売買もしてみました。
しかし、うまく行かなかったこともありますが、『自分の判断で売買する』やり方ではないので、
他人に指示されている売買のような気がして、本格運用の前にやめた経験があります。
自分の意思を殺して、グラフの指示が出た通りに売買することは、なかなか苦痛でした。
ある程度長い訓練期間が必要なのではないかと思います。
罫線を利用したシステム売買では、高成績を上げている投資家グループがあると聞いています。
恐らく、2〜3年の訓練と売買の厳格なルールがあるのでしょう。
今からやろうとは思いませんが、どのようなやり方で売買されているのか、興味のあるところです。
続く
<Vol.020601>
【先物取引の優位性 その6】
今まで、【先物取引の優位性】について書いてきましたが、商品先物取引において、
私のような独学の投資家に、不利な要素があります。
それは、系統だった売買方法が何種類か開発され、利益追求の手法として一般投資家においても
利用できることです。
その手法を要約して、書きますと以下のようなことです。
株式の信用取引の決済日は、売買した日より、6ヶ月などとなっています。
いつ・なんどきに売買しようが、○時○分○秒においては、A株の価格は、○○円の
一つの価格しか有りません。
商品先物においては、銘柄で違いますが、2〜3ヶ月をひとかたまりとした限月(げんげつ)
というものが、存在します。 金などの貴金属は、6限月制です。
○時○分○秒においては、金先物の価格は、6種類あることになります。
この六つのかたまり(限月)のどれを、売買してもよいのです。
しかも、その限月毎の価格差は、一定では有りません。 変動するのです。
この限月の価格差を利用した売買方法が、開発されているのです。
代表的な売買方法として、鞘取り、ローリングなどがあります。
これらをベースにして、異銘柄を組合せた売買方法や、海外などの取引所間の銘柄を
組合せた売買方法もあるようです。 多種多様な売買方法が考案・実施されているのです。
商品先物に慣れてくると、上記のような売買技法に興味を持ってきます。
私が株をやっていたときと同じです。 「利益率の高い売買方法はないか」と思うのです。
あるいは、「全ての技法に精通して、利益率を高めよ」と思うのです。
売買テクニックを駆使して、 儲けようと思うのです。
「あれもこれもやって見よう」と思ったり、「鞘取りとローリングを組合せた売買方法をやって見よう」
と思って実践することが、資金を減らすことになるのです。
一つ一つの売買手法は、それだけで論文が存在する程、論理的な要素を含んでいます。
あちらをかじり、こちらを味見し、ましてや自分独自の売買法を編み出そうなどとは、
絶対にしないことです。 時間の無駄使いであり、資金の無駄使いです。
株の銘柄を一つに限定することと同じで、売買方法は、どれか一つに決めてしまうことです。
鞘取りなら、鞘取り売買の専門家として ・ ローリングなら、ローリング売買の専門家として
実践することが大事と思います。
私は、商品相場をやり始めたころ、分割の単発売買を実践し、1年で2倍以上の利益を上げた
こともありました。 通年を通してまづまづの利益を出していたのですが、「毎年2倍以上の
利益を上げたい」と欲を出し、鞘取りを組合せた売買方法をやり始めたのです。
それから、2年程実践したのですが、この間利益が上がりませんでした。 その原因もわかりませんでした。
ある日、悩み悩んで「原因はなんだ」と考えている中で、鞘取りの組合せ売買が、利益を上げられない
最大の原因であることに気がついたのです。
それは、2つの売買方法を組合せることで、売買タイミングの難易度が上がってしまうことです。
「上がったら利益を取ろう。下げても利益をとり、鞘でも取ろう」と言う売買になってしまいます。
現在私は、一つの限月に売りか、買いかの単純な売買を行っています。
繋ぎを入れることはありますが、テクニック的な要素は省いています。
単純な売買を実践することが、『損を少なく・利益を多く』する手法だと思います。
株についても同じことです。 テクニックを駆使した売買は、損の始まりです。
単純な売買を繰り返し実践することが、最大のテクニックと思います。
単純売買で利益が出るようになってから、違う売買方法を勉強しても遅くないはずです。
ここまで、【先物取引の優位性】について書いていきました。
しかし、『株取引と商品取引のどちらが優位か』ということよりも、私達投資家の心構えの問題であって
『自分の判断で売買する』投資スタンスは、『株でも商品でも同じこと』なのです。 優劣はありません。
銘柄や売買方法は、一つに決めてしまい、それに慣れひたしむことが、一番大事です。
2年・5年・10年と慣れひたしみ、その銘柄と売買方法の専門家になることです。
私のような独学で売買を実践している投資家においては、間違いなく、利益を上げていく為の
正しい道筋です。
「上記の内容が、今は理解出来ない方でも、実践すればすぐに理解でます。」
と言っても、今まで、実践してきた方法・考え方を、替えることはなかなか出来ません。
私がそうでした。
「宗教を仏教から、キリスト経に替えよう。」と言うのと同じくらいに大変でした。
売買の方法・考え方を替える必要があると理解していても、実践できないのです。
しかし、少しづつ出来るようになります。
あせらず、大儲けを考えず「最低2〜3年はかかるのだ。」いう気で頑張ることです。
「気が長いことだな」と思わないで下さい。 相場には、定年は、ありません。
体が動かなくなっても、脳が正常に働いている間は、一生出来るビジネスなのですから。
続く
<Vol.020525>
【先物取引の優位性 その5】
商品先物取引において優位なものとは、今までお話ししてきた、下記の2つです。
1)ニュース(情報・材料)量が少ない。
2)上場の銘柄が少ない。
相場を始めたころの私は、情報を多く集めて、それを分析することが有利と考えいました。
『情報量が多ければ多いほど、統計の精度が上がり、利益率も上がる。』と思っていたのです。
罫線をグラフ用紙に引きながら、情報収集とその分析です。 情報は、一つも逃さなように、
そして、誰よりもいち早く情報を得て、誰よりも先に株の売り買いを行うことが、相場を極める
基本だと、世間一般に言われています。 果たして、本当にその通りなのでしょか。
テレビ・新聞等で「○○株は、上がる」といっても、あまり上がらず、逆に下がったりすることが、
多いのです。 ニュースが当たらないから、逆の動きと見て、売ることが出来るかというと、
廻りの者も「上がる。上がる。」と言っていますし、売ることは出来ません。
罫線の型が、売りのシグナルをいくら出していても同じことです。
売買利益が上がって来ないのです。
この考えが間違っていると思うようになったのは、株をはじめて1〜2年後です。
しかし、情報の渦からは、なかなか脱出することが出来ませんでした。
実際に新聞・雑誌・テレビの情報を、見聞きしなくても、不安なく売買が出来るようになったのは、
この1〜2年のことです。 現在は、相場に関する情報は、新聞・雑誌・テレビなどから、
一つも得ていません。 ほかの情報源もありません。 私の売買スタンスには、ニュース
(情報・材料)は、必要としません。 有ったら邪魔になるのです。
これは、私の推測ですが、個人で営々と相場をやり続けておられる方ほど、ニュース(情報・材料)を
排除した売買を行なっておられるのではないか思います。
1年の損益を計算して、利益が出ることが、私達の目的です。
しつこいですが、本当に、ニュース(情報・材料)は、邪魔になりますし、自分の売買スタンスを
狂わしてしまします。
『自分の判断で売買する』やり方においては、絶対に不必要なことなのです。
他人の考え・意見を聞いて、自分の売買の判断材料にしようと言うのも不必要です。
なぜなら、他人は、自分と同じ目線・立場(経験・資金など)に立って、言ってくれているのでは
ないからです。 なによりも、今日から何日後に、いくら上がるがということは、予測不能です。
その人の相場観・意見は、得てして自分の持っている株を基準にして、話しているのではないでしょうか。
知らない内に、その人の考えを押しつけられたりして、自分の方向を見失ってしまうことになります。
それと、もう一つ。 投資コンサルタント会社などの類で、有料の情報提供・アドバイスを
行っているものがあります。 うわさには、感覚的判断ではなく、統計を元にした情報を
提供していて、評価を得ているところもあると聞いています。
中には、『秘密の情報』として、会員を募っているものもあります。
私は、そう言う物を利用したことがありません。 膨大な統計や、秘密の情報を得なくても
売買はできますし、利益を上げることができます。
投資関係のWebサイトや雑誌に、責任を逃れるためなのでしょうか、それとも、業界のルール
なのでしょうか、『投資は、自分の判断で行って下さい』と、アナリストなどの記事やコメントが
載っている後の方に書いてあります。
その通りなのですが、記事やコメントを真剣に読んでいる人には、意味を持たない文字羅列として
見えるだけで、その文章の真意がわからないのです。
私は、「情報を集めよう・その裏の裏までまで知ろう」と真剣に読んでいる投資家から、
「外れたではないか」と言われないように、責任逃れの為に付け加えた文章と思っています。
『自分の判断で売買する』投資スタンスであれば、他人の相場観・意見も絶対に必要ありません。
他人の相場観・意見を聞けば、失敗した時に、「あの人のアドバイスが悪い」と言って、
自分の売買スタンスが悪いのに、人の責任にして、その人を恨むことになります。
私は、他人から情報を得て、利益を上げ続けている人は、いないと思っています。
私の売買スタンスも、人の意見やアドバイスを受けることは、もちろんしません。
何回も申し上げますが、『自分の判断で売買する』やり方においては、絶対に不必要なことなのです。
続く
<Vol.020519>
【先物取引の優位性 その4】
もう一つ、商品取引が、株式取引と比べて、優位なものがあります。
投資雑誌には、選択できる銘柄が多ければ多いほど、投資チャンスが多くなり、それに連動して
『利益を得るチャンスも増える。』という内容のことが、記載してあります。
日本で取引の出来る株式は、千数百社あります。 インターネットの普及で、海外の株式も
取引可能ですので、恐ろしい数の銘柄が投資対象になります。
この中から、近い将来上がる銘柄を探しだすことが、投資家の腕(洞察力、推理力、データ分析)
の見せ所だと、投資雑誌は言っているのです。 そして、少しの記事と、証券会社や投資会社等の
CMで、終わりです。 投資雑誌は、売買するには役に立ちません。 雑誌などの記事にごまかされて、
銘柄の探し物ばかりしていては、売買の考え方・技術は、間違いなく上達しません。
株を買った。 思惑通り上がったので、売って利益をだした。 「さて、こんどは、どの株で儲けようか。」
と、探すことになるわけです。 これでは、だめです。
銘柄を探すのではなく、『買い時、売り時』を探すものなのです。
トヨタを売って儲かった時が、ソニーの買い時ではありません。
はたから見ると、ソニーが儲かっているように思ってしまいますが、決してそういうことはありません。
銘柄が多いと、「ソニーで損をしたので、前から眼をつけていた 京セラを買おう。」と、考えてしまいます。
結局、ソニーで損し、京セラで損し、儲かったことのあるトヨタでも損してしまいます。
資金が底をついてしまのは、時間の問題です。
私の経験から言いますと、株は、1銘柄に決めてしまうことです。
もちろん、商品における銘柄も同じです。
1銘柄もうまくできなくて、10や20の銘柄を一度に見ようなんて、無理なことです。
2つ以上の株を同時に取引されていて、利益が出せない方は、是非、1銘柄に決め下さい。
そして、情報に左右されない正しい道筋で、その株に、2年3年と接して、なれることです。
そうすれば、『買い時、売り時』が、おぼろげながら見えてきます。
こうなれば、利益は、おのずとついて来ます。
一つの銘柄に決めるということは、簡単そうですが、なかなか出来ないものです。
新聞や雑誌、テレビでのアナリストの解説を、見聞きしていると、つい、つまみ食いをしてしまいます。
つまみ食いをしてしまうと、また、やりなおしです。
この点では、商品市場は、非常に良い環境です。 上場銘柄は、40程です。
一つの銘柄に没頭できます。 これが、商品相場の優位性です。
要らぬ情報が入って来る機会が、本当に少ないのです。
一つの銘柄の『買い時、売り時』が、おぼろげながら見えてきて、うまく利益が出せるようになってから、
別の銘柄を手がけましょう。
しかし、1銘柄で利益を出し続けることが出来るのであれば、他はやる必要は無いと思います。
続く
<Vol.020512>
【先物取引の優位性 その3】
商品取引が、他の取引と比べて、絶対優位なものは、『ニュース量が少ない』ということです。
投資家にとって、ニュース・情報(材料)が、多ければ多いほど、有利かというと、そうではありません。
投資家にとって、不利に作用します。
私も、株の取引を始めたころは、新聞・投資関係の雑誌・テレビ等で、『明日は、上がるか。
1週間後も、上がり続けるか。』ということを、探し廻っていました。
10数年前のバブル時期は、ほとんど、どの銘柄を買っても上がりました。
この時期は、上げ率が高い物はどの銘柄か(つまり、良く儲かるか)を、探し廻っていました。
しかし、右肩上がりが終わり、周期的な上げ下げの中で、ニュースは、邪魔になります。
バブル崩壊後まもなく、投資雑誌や、テレビの経済番組などは、『今が、底値です。
株は、今買い時です。』と、言っていました。 新聞の経済欄に、『○○会社、業績回復』
などと、書いてあると、株を買ってしまいます。
それが、損の始まりです。 売れずに、塩づけ状態。
新聞などを見て、上がる材料を探すが、見当たらない。 ジレンマに陥る。
結局、損が拡大し、これ以上持っていたら、さらに損が大きくなると思い、損切る。
ところが、その数日後に、上げの基調に変化する。
つまり、高いところで買って、底値で売るという、最悪のシナリオです。
その後も懲りずに、私はこのパターンを何度も繰り返すのです。
私だけでなく、私の知っている投資家もです。
ニュースをいくら集めても、迷うだけです。
ある雑誌は、上がる。 別の雑誌は、下がる。 別々のことを言っていますが、
1ヶ月後、あるいは、3ヶ月に 2つの雑誌とも 『あのときのコメントは、当たった』と言っています。
読み返すと、上がった場合と、下がった場合のコメントが、用意してあるのです。
ニュースがいつでも手に入るのに、見ない・聞かないうのは、苦痛です。
見ない・聞かないようにしても、やはり頭の中に入って来ます。
その点では、商品市場のニュースは、極端に少なくなります。
これが、大きな利点なのです。
株の様に、テレビなどの専用チャンネルは、ありません。 有ったとしても、数えるほどでしょう。
新聞・雑誌も限られます。 迷う率が少なくなります。
私の現在の投資スタイルは、新聞・雑誌などはもちろんですが、インターネット上の投資サイト等の
情報も、見ていません。 なにを基準にして売買しているのかは、別項で書いていきます。
情報(材料)がなくても、売買はできます。 情報が多い方が、本当に迷うのです。
現在、情報(材料)で売買されている方は、情報源を限定するようにしてください。
出来れば1つに。 迷いが少なくなりますよ。
続く
<Vol.020505>
【先物取引の優位性 その2】
前項で、預け金(証拠金)を
1)株式現物 2000万円
2)株式信用取引 1000万円
3)先物取引 1000万円
4)為替取引 1000万円
などと、記していますが、私が、おおよそ上記の金額があれば、
相場で何とか生活出来るのではないかと、かってに決めたものです。
その利益率は、株の現物で、20〜30% 株の信用取引等では、30〜40%です。
ほとんどの方が、『そんな利益率じゃ、少なすぎる。 俺は、相場を勉強し、2〜3倍の
利益をだすんだ。』と、口に出さないでも、そう思っておられる方は多いと思います。
相場を始めてから、しばらくの間は、私もそうでした。 うまく、利が乗ったとき、そして、
手仕舞いして、現金が口座にプラスされたときは、『俺は、相場を極めた。』などと、
思ったものです。 次の相場で利を失い、さらに、マイナスになることが常でした。
皆さんは、どうですか。 毎年毎年、10%以上の利益が出ている方は、1〜2年の内に
相場で、生活出来るでしょう。 いや、もうすでに、実践されているかもしれませんね。
投資資金を減らさないために、ましてや、将来、相場で生活しようと考えている方は、
利益率を大きく見込まないことです。 間違いなく、元本割れします。 その元本もなくなります。
では、なにを、どうすればいいのか、ということですが、一番間違いがない方法は、毎年コンスタントに、
利益を上げている相場のプロに、教えてもらうことです。
でも、相場教室のようなものを開いて、積極的に受講者を募っている相場のプロは、だめです。
おそらく、自分で利益が出せないものだから、受講料で生活しているのでしょう。
相場のプロ(相場の利益だけで、生活出来る人)は、なかなか居ないのでは、ないでしょうか。
私は、会ったことがありません。 幸いにして、エセプロにも会ったことが、ありませんが。
では、どうすればいいのかというと、相場教室に通うのではなく、独学で勉強することです。
独学は、系統だてて教えてくれる人がいませんから、進歩が遅いと思いますが、一度コツを
つかんでしまうと、その上達は、早いと思います。 私も独学のひとりです。
ひとつずつ、手探りしながら、確かめながら、3度4度と同じ失敗をしながら、誰にも聞けず、
すこしづつ成長していく、独学のつらさはありますが、成長の証は、非常に嬉しいものです。
続く
<Vol.020430>
私の実践的な売買方法を、ベースにして、相場の技術のレベルアップを、量れるような内容にして行きたいと思います。 私の売買は、皆さんが実践されているものとは、随分違うものだと思います。 ビジネスとしての売買を営んで行く為には、リスクを抑え、且つ、利益を出して行かなければなりません。 皆さんも、私と同じように相場だけで生活出来ることを 目標にされていることと思います。 この、ホームページが、皆さんの売買法の技術向上に、少しでも役に立てれば、幸いです。 なお、誤字脱字もあろうかと思います。 そのときは、ご容赦頂きます様、お願い致します。
【先物取引の優位性】
相場を経験されている皆さんのほとんどの方が、先物取引は、やっておられないと思います。
なぜでしょうか。 下記の理由からでは、ないでしょうか。
1)株式に比べ、情報量が少ない。
2)株に比べ、上がり下がりが激しい。
3)売買方法が複雑である。
4)どこで取引するのかわからない。
5)上場している銘柄が少ない。
6)預け金(証拠金)が、多く必要である。
他にもいろいろ理由があるでしょうが、大体以上のことが、大きな要因では、ないでしょか。
私も、株の現物取引から、始めました。 インターネットの普及で、投資スタイルが変ってきて、
ネット取引が、主流になって来ましたが、 私も1998年08月から、ネット取引を始めました。
さて、現在の取引形態から、一般的に大きく4つのグループに分けることが出来るでしょう。
優位性を私なりに考えると
預け金(証拠金) 売買の制約 一回の証拠金
1)株式現物 2000万円 大(買のみ) 30万〜100万
2)株式信用取引 1000万円 中 10万〜30万
3)先物取引 1000万円 小 5万〜10万
4)為替取引 1000万円 小 5万前後
現物取引においては、買からしか相場に参加できない。 繋ぎ売りが出来ない。
という 大きなハンディがあります。
また、株式の信用取引では、政治的要因で制約を受けることが、多いですね。
たとえば、売りの制限など
長くなりますので、結論から言いますと、先物取引及び為替取引相場の方が、売り買いが自由です。
さらに、先物取引は、限月があるため、様ような取引形態開発されています。
また、1回の掛け金(証拠金)が、少ないということも、相場に参加する上で、非常に有利です。
情報料が少ないことも、かえって、トレイダーにとっては、優位に働きます。
なぜならば、情報料が多くなればなるほど、まよってしまいますし、時には、情報にだまされてしまいます。
たとえは、新聞に"○○国で高速鉄道システム受注か"となれば、皆、関連銘柄を買うのでしょうが、
1、2日は上昇しても、その後も上昇し続けるとは、限りません。 下がってしまうこともあります。
続く
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